第94回定例研究会報告

平成28年1月23日(土)午後1時半より,九州大学箱崎キャンパスにおいて,第94回定例研究会を開催致しました。今回は,自由研究発表後に,長らく日本の教育界を牽引してこられた,九州大学大学院教授であり,本学会の会長でもある八尾坂修先生の退官記念講演が行われ,参加者に多くの示唆と感銘を与えました。以下,研究会の内容について報告致します。《自由研究発表》 参加者77名 

◇東日本大震災に学ぶ防災教育 
・原口一夫(新宮町立新宮小学校),入江誠剛(福岡市立堅粕小学校) 

◇「子ども・子育て支援新制度」施行後の認定こども園の現状と課題 
・山口美智子(九州大学大学院研究生)

◇教科「自由研究」に関する一考察 
・田中千晴(九州大学大学院) 

◇21世紀型の学校づくりを目指す~『学び合い』を基盤とした学校改革~ 
・元主浩一(福岡市立東光中学校),入江誠剛(福岡市立堅粕小学校) 

◇非正規教員の任用をめぐる諸問題 ―常勤・非常勤講師への聞き取り調査を中心に― 
・原北祥悟(九州大学大学院) 

◇感性教育についての試論的考察③ ~小学校教師の考える「感性」~  
・平嶋一臣(純真短期大学) 

◇チーム学校を考える ~事務職員出身の校長の実践を通して~ 
・足立慎一(福岡市立有住小学校) 

◇ソーシャル・キャピタルの教育学的考察―つながりの効果と醸成方法の探究に向けて 
・露口健司(愛媛大学) 

◇ケース教材を使用した討論型授業の有効性 
・川野 司(九州看護福祉大学)

《退官記念講演》 参加者93名

演題 「これまでの教育・研究活動からの示唆」 講師 八尾坂 修 教授

(講演内容)

・はじめに(プロフィール)

1 国立教育研究所(東京)時代の活動(1982.1~1993.3 11年間)

 ~学び続ける“たたき上げ“文部教官時代~

2 奈良教育大学時代の活動(1993.4~2003.3 10年間)

3 九州大学時代の活動(2003.4~2016.1 13年間)

  

上の写真は,講演中の八尾坂先生。

下の写真は,ユーモアあふれる先生のお話に顔がほころぶ講演会参加の皆さんの様子。

 

・個人研究発表及び講演会参加者数 93名(会員参加率40.9%)

・参加者交流会参加者数      37名 ※いずれも本学会史上最多記録

次回の第95回定例研究会は,平成28年6月25日(土)に九州大学箱崎キャンパスで開催する予定です。詳細につきましては,4月以降に改めて御案内致します。