保護者・地域の皆様を含め、69名の参加者を集め,第93回定例研究会が以下のとおり開催されました。自由研究発表6本,会場校である堅粕小学校児童による実践発表,宮城県から講師を迎えた講演会など,内容豊かな充実した研究会になりました。
開催にあたり御後援いただきました福岡市教育委員会並びに,運

営に御協力いただきました堅粕小学校教職員の皆様に心より感謝申し上げます。
1 日 時 平成27年10月3日(土)
13:00 自由研究発表
15:00 全体会(実践発表,講演)
2 会 場 福岡市立堅粕小学校 福岡市博多区博多駅東1-8-1
3 内容
(1) 自由研究発表
◇「特別の教科 道徳」(道徳科)で何が変わるのか
・川野 司(九州看護福祉大学)

◇若年層教員の校内研修推進力育成に関する実証的研究
-研修員へのメンタリングを活用した支援を通して-
・永光 美佐(福岡教育大学教職大学院院生/福岡市立東光中学校)
・長谷川 弘明(福岡教育大学教職大学院)
◇コーチングによる学級経営について
・東 泰幸(鹿児島市立大明丘小学校)
◇小中一貫校における人材育成に関する研究の一考察
-小中一貫メンターチームのマネジメントを通して-

・石川 聡(福岡教育大学教職大学院院生/宗像市立東郷小学校)
・森 保之(福岡教育大学教職大学院)
◇ユニバーサルデザイン授業の組織的展開に関する研究
-ユニバーサルデザイン授業推進会議を中心としたマネジメントを通して-
・井上 文美(福岡教育大学教職大学院院生/春日市立春日野小学校)
・平石 信敏(福岡教育大学教職大学院)
◇小規模校における人材育成の在り方に関する研究
-キャリア別研修の導入を通した校内研修の再編-
・海江田 恵(福岡教育大学教職大学院院生/福岡市立東住吉小学校)
・大竹 晋吾(福岡教育大学教職大学院)
(2)全体会 15:00 会場:フェニックスルーム

◇実践発表 「地域と共に取り組む交通安全運動」
福岡市堅粕交通少年団児童(8名)
1981年1月,堅粕校区交通安全推進委員会及び各町内会長などの働きかけにより,福岡市で初めて結成された小学生の団体です。現在,堅粕小学校の3年生から6年生までの28名が所属し,交通安全に関わる活動をはじめ,毎週月曜日の朝に挨拶運動や清掃活動に取り組んでいます。
◇講演
演題 「たくましく生きよ 響け! 復興輪太鼓 石巻・雄勝中の387日」
講師 元 石巻市立雄勝中学校 校長 佐藤 淳一 氏
(現在 仙台市教育委員会学びの連携推進室 主幹)


講師著書「奇跡の中学校」紹介文より
東日本大震災による津波で,校舎も家も,そして家族まで失ってしまった石巻・雄勝中学校の子どもたちの傍には,強力なリーダーシップとユニークな発想で学校の再生のために奮闘し続けた校長がいた。生きていることの喜び,支援への感謝の気持ちを表し,地域の人々と雄勝の復興を誓うため,全校生徒で取り組むことを決意したのが古タイヤで作った「復興輪太鼓」。その響きが子どもたちを世界へと羽ばたかせた。
4 参加者数
○会 員 39名(参加率26.5%)
○会員外 30名(教育関係者13名,保護者8名,地域住民8名,その他2名)
計69名
お知らせ
第94回定例研究会は,平成28年1月23日(土)午後,九州大学箱崎キャンパス文系地区において開催の予定です。詳細につきましては,12月下旬頃に御案内致します。